2015-10-10 17:19:22

なぜ安いの?MVNOとはなにか 仕組みを徹底解説




スマホになってから携帯代が高くなり困っている人もいると思います。そういう人にオススメなのが格安スマホ、格安SIMです。ドコモ、au、ソフトバンクと契約している場合、最低でも7千円以上月額払っていると思います。それが格安スマホ、格安SIMを扱っているMVNO業者と契約すると月額費用が半額以上節約できます。MVNOを知ればスマホの契約形態の選択肢が増え自分にとって最良なものを選ぶことができます。


MVNOとは


MVNOとは「格安スマホ」「格安SIM」を扱っている業者のことです。正式に「Mobile Virtual Network Operator」日本語では「仮想移動体通信事業者」といいます。そしてドコモ、au、ソフトバンクの大手3キャリアのことをMVOといいます。正式には「Mobile Network Operator」日本語では「移動体通信事業者」といいます。

MVOとMVNOの違いは物理的に携帯電話サービスを行える設備を持っているかどうかで区別できます。MVOの日本語名には「仮想」という言葉が入っていません。MVOは携帯電話サービスを行えるように自ら設備投資を行いネットワークを構築していますMVNOはそのようなネットワークを物理的にはもっておらず、仮想上にもっています。

具体的には、MVNOは携帯電話サービスを行うためにMVO業者から回線を借りて仮想上でネットワークを構築しています。なので物理的には通信設備を持っていません。MVNOは、莫大な設備投資をする必要がなく、ある程度の技術があれば比較的に容易に携帯事業に参入することができるため、現在MVNO業者は20社以上存在します。


MVNOの役割とは


MVNOはどうして生まれたのでしょうか。携帯事業参入には「周波数帯が有限である」「莫大な設備投資が必要」ことからなかなか参入できません。このような状態が続けば大手通信3社の寡占状況が続いて競争が生まれず価格は高止まりします。首相自ら「携帯料金などの家計負担の軽減は大きな課題だ」というように政府はこのような状態をあまり好ましく思っていません。

この状態を打破するためにMVNOが誕生しました。MVNOであればそれらの問題が解消され容易に携帯事業に参入することができます。容易に参入できると携帯事業者が増え競争が生まれます。競争が生まれるとサービスの多様性が生まれ、価格競争によって価格が下がります。ユーザーにとってはお得なことばかりです。MVNOはこのような役割を担っています。


MVNOが安い理由


MVNOは大手3キャリアから回線を借りて携帯事業を運営していることがわかりました。回線を借りているのだから大手3キャリアと値段的にあまり大差が生まれないのでは?と思われますが実際には半額以下になっています。ではどうしてこのようなことができるのでしょうか。

MVNO業者のほとんどは実際に店舗をもっていません。契約にはネット、家電量販店などで行います。また回線を借りているので莫大な設備費用も必要がありません。ほかにはキャリアメール、定額サービスなど付加価値を生むようなサービスはなく、必要最低限のサービスで構成されています。このようにしてコスト削減と必要最低限のサービス構成で低価格を実現しています。


MVNOが自由なプランを開発できる理由


MVNOではユーザーのニーズに合わせた様々なプランが用意されています。このように自由度の高いサービスを提供するためにどのようなことをしているのでしょうか。MVNO業者はMVOと相互接続の契約を行い回線を借りることでサービスを実現しています。相互接続の種類はレイヤー2接続とレイヤー3接続の2種類あります。

レイヤー3接続は、回線、通信に関るすべての管理をMVO側にお任せする接続方法です。この接続は専門的技術や設備投資など必要ありませんが、自由度があまりなく自由なサービス設計はできません。

次にレイヤー2接続は回線のみMVO側が担当し通信に関るすべての管理をMVNO側が行います。管理を行うための専門的技術やサーバなどの設備の投資が必要ですが、自由度が高く、さまざまなサービスを設計することが可能になります。MVNO業者の中に大手プロバイダが多い理由は専門的技術を保有しているからです。このように若干のハードルはありますが、レイヤー2接続のおかげで自由なプランを開発ができ格安SIM、格安スマホが普及し始めた要因でもあります。


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